赤ちゃんの湿疹、いつまで続く?原因とやさしいスキンケアの基本【助産師が解説】

✅️はじめに

赤ちゃんの顔や体にできる湿疹。「いつまで続くの😢?」「どうケアすればいいの💦?」と悩むママはとても多いです。この記事では、助産師としての視点から、よくある赤ちゃんの湿疹の種類とスキンケアの基本、そして“ママのせいじゃない”という大切な考え方をお伝えします☺️

✅️赤ちゃんの湿疹、実はよくあること

乳児湿疹は、生後まもなくの赤ちゃんにとてもよく見られる生理的な反応です。一説には、約3人に1人の赤ちゃんが湿疹を経験するとも言われています。我が家は2人とも湿疹が出ました👶

でもそれは、ママやパパのケア不足が原因ではありません。新生児の肌は大人よりも薄くてとてもデリケートです。皮脂の分泌や体質、季節の影響を受けやすく、湿疹が出やすい時期があるのです🍀

✅️よく見られる赤ちゃんの湿疹の種類

新生児ざ瘡(しんせいじざそう)

生後2〜3週間ごろから顔にニキビのようなブツブツが出ることがあります。お母さんのホルモンの影響で一時的に皮脂分泌が多くなることが原因です。

脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)

生後1〜3か月頃に多くみられます。頭・まゆげ・耳の後ろなどに黄色っぽいかさぶたやフケのようなものが出てきます。ホルモンの影響で皮脂分泌が活発な時期に、炎症を起こすことで現れます。

あせも(汗疹)

夏に多く見られ、首や背中、関節の内側など、汗が溜まりやすくて擦れやすい場所に出やすいです。通気性・清潔を保つことがポイントです。

乳児湿疹(総称)

上記の症状をまとめて「乳児湿疹」と呼ぶこともあります。複数の原因が重なっていることもよくあります。

✅️湿疹が出たときの基本のスキンケア

洗浄 〜皮脂や汚れをやさしく落とす〜

石けんをよく泡立てて、ゴシゴシせずにやさしく洗いましょう
洗い流しはしっかり、拭くときはきれいなタオルでトントンと押さえるように拭きます

保湿 〜洗ったあとはすぐに保湿〜

湿疹があっても基本的に保湿はOKです。
医師から指示がある場合を除いて、中断する必要はありません。
比較的、さっぱりタイプの保湿剤が合うことが多いです。

③皮膚科に行くタイミング

以下のような場合は小児科または皮膚科の受診がおすすめです。

・赤みが強い
・ジュクジュクしている
・かきむしっている
・機嫌が悪い

など、1週間以上症状が続く場合は受診がおすすめです。

✅️スキンケアは“ママのせいじゃない”という気持ちが大切

どんなに丁寧にケアしていても湿疹が出ることがあります。
「もっと保湿しないといけなかったかな…💦」「洗いすぎたちゃったかも…😣」など、自分を責めるママが多いでのですが、赤ちゃんの肌は成長とともに強くなるものです。

✅️◆我が家のケース(体験談)◆

◎1人目は新生児ざ瘡でした。洗浄&保湿をしても改善せず、小児科を受診して軽いステロイドの軟膏を処方してもらいました。塗布後、数日でスッキリきれいになりました。

◎2人目は脂漏性湿疹でした。1人目と同様、洗浄&保湿をしても改善せず、小児科を受診して軽いステロイドの軟膏を処方してもらいました。しかし、なかなか治らす、小児科と皮膚科を複数回受診し、薬の調整をしてもらいました。治りがゆっくりだったので心配はしましたが、8か月の頃には随分と落ち着き、1歳にはかなり顔はきれいな状態になっていました。

✅️赤ちゃんの肌は変化の途中。焦らず見守っていこう

生後3〜6か月をすぎると自然と落ち着いてくるケースが多いです☺️ 我が家の場合のように、1歳頃までかかることもほんの稀にあります。

「どうして治らないの?」と焦ってしまう時期もあると思います。でも信頼できる医師に相談しながら、「必要なケアをする+見守る」で大丈夫です🆗✨️

ゆっくり確実に赤ちゃんのお肌は強く成長していきます👶

✅️まとめ

湿疹はよくあることです。やさしく洗って、やさしく保湿をしてあげてください☺️
しっかり洗ってしっかり保湿、それでも治らなければ小児科・皮膚科へ受診してください🏥

それでも、なかなかよくならないこともあります。「きれいな肌じゃないとダメ」なんてことはありません。赤ちゃんもお肌も成長の途中ですので、いずれ強くなってくれますよ👶✨️

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