頑張りすぎるママへ。 ”全部やらなきゃ”から抜け出す方法

なぜママは「全部やらなきゃ」と思ってしまうの?

背景にあるママの責任感と真面目さ

 ”できる限りのことはやろう”と育児・家事…全てこなそうとするママが多くいます。「できるだけのことをしてあげたい」という優しさが、気づけば、”自分のことは後回し”の状態になっていることも…。

だけど、赤ちゃんが大切✨️なのと同じぐらい、ママ自身の体と心も大切な存在なんです✨️

周囲やSNSの「すごいママ」に感じるプレッシャー

 ”他のママははできているのに…”などと感じていませんか?

 実は、そう思っているのはあなただけではなく、多くのママが”周りのママたちと比べて自分はダメかも…”と感じているんです。だって、周りのママたちは自分のキラキラじゃない所はあまり見せないようにしているんですから。周りのママたちはあなたを「できている」と思っていることは多いのです。

 そして、そもそも、自分が頑張りすぎていると気づいていないママも多いです…。

 特に、日本のママって「きちんとしなきゃ」という意識が強いと感じます。たとえば、新生児訪問や育児のお手伝いにお家に行くと、ママは家を片付けたり、外に出られる服を着ていることがほとんどです! 

 他の国だと、パジャマで出迎えられる、それがママだけじゃなくパパも!! おうちも掃除や片づけはせずに、普段のままで迎えられることもあります。”ありのまま”でも素敵に育児されているなと感じます✨️

その“頑張りすぎ”がもたらす心と体のサイン

体に出るサイン

・寝不足
・慢性的な疲れ
・頭痛・肩こり・胃の不調
など。

もしこういう症状があれば、頑張りすぎている体からのサインかもしれません。

 より良い育児をするには、まずはママの体を整えることが大切です。だって、ママの体が動かなかったら、最低限の育児しかできない、もしくは育児ができないことにも繋がってしまいます。

心に出るサイン

・イライラ
・涙が出る
・自己嫌悪や罪悪感
・何もしたくない・やる気が出ない
など。

 もしこういう症状があれば、頑張りすぎている心からのサインかもしれません。無理をしすぎると産後うつやバーンアウトにもなりかねません。休息が必要です。

「全部やらなきゃ」から抜け出すための5つの考え方と工夫

① まず“気づく”ことから始めよう

 体や心からの症状があれば、「自分は頑張りすぎてるかもしれない。」と立ち止まってみましょう。自分が頑張りすぎていることに気づくだけで、負担感は和らぎます。まずは、体や心からのサインを無視しないようにしましょう☺️

② 優先順位をつける習慣をつくる

 ママは赤ちゃんのこと、家族のこと、家のこと、仕事のことなど、たくさんやることや考えることがあります。赤ちゃんの命に関わらないものは後回しでも大丈夫👌「今日はこれだけできたらOK」と最低限のことを決めるのも1つです。

③ 人の手を借りること=育児力が高い証拠

・パパ、実家、義実家
・ベビーシッター、ファミリーサポートセンター、産後ケア
・宅配、家事代行
など。

 自分だけで抱え込まないことが育児を長く続けるための賢い戦略です💡

④ 「ちゃんとしなきゃ」より「まぁいっか」でいこう

 完璧を目指すより、70点で「まぁいっか」と思えるぐらいがちょうどいいです👍️ 疲れている日は30点の日があっても、自分の体調の回復のためにOKの日もあります。

 「目の前の赤ちゃんが元気ならそれで十分!」と自分に言ってあげましょう☺️

⑤ 自分の時間を積極的に取り入れる

 ママ自身がほっとできる時間を意識して作りましょう❣️ コーヒーを飲む、深呼吸をする、お気に入りのスイーツを食べるなど、自分の「心がほどける時間」を、1日の予定に組み込みましょう。ケータイの見すぎは時間が溶けてしまうので注意です⚠️

 そして、ときには自分1人で出かける時間があれば、充電できますよ✨️


頑張りすぎた私のエピソード【体験談】

 上の子はよく泣くタイプで、寝かしつけも時間がかかるタイプの子でした。「赤ちゃんは夜型」と分かっていたのですが、早く生活リズムが整って欲しいとの思いから、寝かしつけに試行錯誤していました。赤ちゃんのリズムと違う時間帯に寝かそうとしていたのです…。結果的に時間がかかり、「赤ちゃんのリズムに合わせる」ようにすると、スムーズにいくことが増えました。体も気持ちも楽になりました!

 下の子の時は、まだ上の子に手がかかり、育児タスクが過多になりました。1人では無理だと、ばぁばにおかずを作ってもらったり、料理と掃除の家事代行を依頼しました。産後は貧血があったので、鉄分の多いメニューをリクエストし、料理を作ってもらっている間に、私はお昼寝です。お陰で体力も回復し、温かい手料理のお陰で心も体も温まりました。食材は宅配を利用しました。費用はかかりましたが、”今は必要経費”と割り切りました。

 そして、悩んだ時は、他の助産師さんに相談していました。普段なら気づけることでも、産後の疲労した心身で1人で悩むことも。ほんのちょっとのアドバイスで「あっ、そっか!」と気づけたことも数知れません。

 自分の中で工夫しましたが、人に助けてもらいながら育児をしてきました。これは、今も変わりません☺️


まとめ|「全部やらなきゃ」を手放して、ママ自身も大切に

 「ちゃんとやらなきゃ」という思いはママの愛情の証です♡ でも、その優しさゆえに疲れ果ててしまったら、本末転倒ですよね。「目の前の赤ちゃんがすくすく大きくなっている」というだけで、本来は◎です✨️

・頑張りすぎていないか気づくこと
・できることにフォーカスすること
・周りを頼ることだけど
・ママ自身を大切にする時間を持つこと

 それが、赤ちゃんと笑顔で過ごすために必要なことです。
今日もお疲れ様です♡ 今日やったことを振り返ってみると、意外にやっている、できていることはたくさんありますよ✨️

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